受け継がれる伝統の技、翠雲彫
井尻彫刻所は昭和10年、初代井尻翠雲が翠雲彫として開業したことからその歴史が始まります。
その後現代に至るまで70年以上、上丹生彫刻の製作に努めてまいりました。
翠雲彫は写実的立体感に溢れる物が多く、神社仏閣をはじめだんじりの彫刻から仏壇や欄間などの細かな彫刻まで様々な作品を彫ることができるのが特徴です。
初代翠雲は、皇太子殿下(現今上陛下)への献上物を作るほどその技術力に定評がありました。
そしてその技術力は2代目、3代目と受け継がれて現代に至ります。
井尻彫刻所では先代から受け継がれてきたこの彫刻の技術を時代に合わせた作品に注ぎ込むことも大切にしています。 神社仏閣のみならず、一般家庭で使われる表札を彫刻で製作したり店舗などで使われる看板製作などにも力を注いでいます。
職人が一つ一つ手作業で彫り進めていく作品は、暖かみと独創性を持ち、人を惹きつける不思議な魅力を持っています。
彫刻の技術を活かした作品で一人でも多くの方に喜んでいただけるよう日々尽力してまいります。